ライ【完】
珍しいお客さん
「志穂ちゃんごめんな~!」
翌日大学へ行くと
入り口で偶然蒼先輩と遭遇した。
コンパの先輩だ。
私を見つけた蒼先輩は
駆け寄ってくると
私に向かって謝り始めた。
「志穂ちゃんお酒強いとずっと思って、これくらい大丈夫だろーって。」
「大丈夫ですよ~!無事帰れましたし…」
「千鳥足で歩く志穂ちゃん見てあー、これが千鳥足なんだって初めて見たから面白くて、それで俺―「あーもー良いですよ。先輩!私の話も聞いてください!」」
蒼先輩の悪い癖は
自分の世界に入り込んじゃうと
なかなか抜け出せないところ。
私は謝り倒す蒼先輩に
「そろそろ行かなきゃヤバイですよね?先輩がとってる講座の教室、ここからめちゃくちゃ遠くないですか?」
と言うとそうだった、という顔で慌てだした。
「とにかく悪かった!これからはお酒強要しません。」
「お願いしますよ。」
「じゃ、志穂ちゃんも授業頑張って。」
そう言うと蒼先輩は走って行ってしまった。
私も移動しなきゃ。
この時、蒼先輩が私の方を振り返って
何かを言ってたらしいのだか、
私は知らなかった。
翌日大学へ行くと
入り口で偶然蒼先輩と遭遇した。
コンパの先輩だ。
私を見つけた蒼先輩は
駆け寄ってくると
私に向かって謝り始めた。
「志穂ちゃんお酒強いとずっと思って、これくらい大丈夫だろーって。」
「大丈夫ですよ~!無事帰れましたし…」
「千鳥足で歩く志穂ちゃん見てあー、これが千鳥足なんだって初めて見たから面白くて、それで俺―「あーもー良いですよ。先輩!私の話も聞いてください!」」
蒼先輩の悪い癖は
自分の世界に入り込んじゃうと
なかなか抜け出せないところ。
私は謝り倒す蒼先輩に
「そろそろ行かなきゃヤバイですよね?先輩がとってる講座の教室、ここからめちゃくちゃ遠くないですか?」
と言うとそうだった、という顔で慌てだした。
「とにかく悪かった!これからはお酒強要しません。」
「お願いしますよ。」
「じゃ、志穂ちゃんも授業頑張って。」
そう言うと蒼先輩は走って行ってしまった。
私も移動しなきゃ。
この時、蒼先輩が私の方を振り返って
何かを言ってたらしいのだか、
私は知らなかった。