ライ【完】
「お姉さん、今一人?」
顔をあげるとそこには見知らぬ男の人が
2人立っていて。
「い―「今から俺らとカラオケ行かない?」」
ライのことを言おうとしたが
もう1人の男の人に遮られた。
「私、連れがいますので。」
「それって男?」
その質問に私は黙って頷いた。
「いいじゃん、彼氏放っておいて。俺らと遊ぼうよ!」
「いや―「さっき喧嘩してたじゃんか君たち。」」
そう言われて目を見開く。
――聞いてたの?
「とにかく私は―「俺たちが慰めてあげるからさ、ほら早く行こうよ!」」
断ろうとしたがまた遮られ、腕を引っ張られ、
無理矢理立ち上がらせられた。
「やめてください!」
そう言って私は空いている手で
相手の手を払いのけた。
パシンッ―
乾いた音が響く。
「痛てぇ…何すんだよこのアマ!?」
手を掴んでいた男の人は
怒って私を殴ろうとしてきた。
怖さのあまり目をつぶる。
でも、その拳は何時になっても
私には当たらなかった。
顔をあげるとそこには見知らぬ男の人が
2人立っていて。
「い―「今から俺らとカラオケ行かない?」」
ライのことを言おうとしたが
もう1人の男の人に遮られた。
「私、連れがいますので。」
「それって男?」
その質問に私は黙って頷いた。
「いいじゃん、彼氏放っておいて。俺らと遊ぼうよ!」
「いや―「さっき喧嘩してたじゃんか君たち。」」
そう言われて目を見開く。
――聞いてたの?
「とにかく私は―「俺たちが慰めてあげるからさ、ほら早く行こうよ!」」
断ろうとしたがまた遮られ、腕を引っ張られ、
無理矢理立ち上がらせられた。
「やめてください!」
そう言って私は空いている手で
相手の手を払いのけた。
パシンッ―
乾いた音が響く。
「痛てぇ…何すんだよこのアマ!?」
手を掴んでいた男の人は
怒って私を殴ろうとしてきた。
怖さのあまり目をつぶる。
でも、その拳は何時になっても
私には当たらなかった。