ライ【完】
朝、頭痛で目が覚めた。

痛っ…

起き上がるとそこは自分の部屋で。

私は昨日どうやって帰ってきたのだっけと

考える。

商店街のゲートをくぐったのまでは覚えている

その後…

私はベッドから出ると

水を飲みに台所へ向かった。

…何かいる。

ソファーの上に。

え?何?

混乱で頭が追い付かない。

空き巣?違うよね?

おそるおそる近づくと

ソファーの上で学ランを着た少年が寝ていた。

え?何この状態?

私、もしかして

酔っぱらった勢いで誘拐したの!?

そんなことを考えてあたふたしていると

「ん~!!」

と言いながら寝ていた少年が伸びをした。

その後、目を開いた少年と

目が合う。

「お姉さんおはよ。二日酔い大丈夫?」

上半身だけ起こした少年に

そう質問された。
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