ライ【完】
「…まさか自分から誘っといて覚えてないはないよね?」
え?自分から?…何を?
二日酔いの気持ち悪さと
今投げ掛けられた質問で
頭の中がぐちゃぐちゃになる。
「え…えーっと?」
「…もういい。帰る。」
そう言って帰り支度をし始めた少年。
思い出した。
「待って待って!ストップ!!覚えてるから!」
そう言うと少年くんは帰り支度をやめた。
「ごめんね。ちょっと頭の中混乱してた。」
「ふーん。」
少年くんはそんな私を怪しむような目で見る。
「本当だってば!」
「じゃあ、お姉さん。本当に俺、ここに住んで良いの?」
「いいよ!もちろん。」
そう私が答えると、ちゃんと起き上がって
私の目の前に来た少年くん。
背が高い。
もしかしたら180くらいあるのかもしれない。
「お世話になります。」
少年くんはそう言って頭を下げた。
さっきまでタメでブーブー言ってたのが
嘘みたいだ。
「かしこまっちゃって。大丈夫だよ。」
私は少年くんの頭を撫でてそう言った。
撫でられるのが嫌なのか、少年くんは
頭をあげるとしかめっ面になっていた。
「君、いくつ?」
「18。」
「高校何処行ってるの?」
「昨日やめた。」
「え?」
この子は何回私を驚かせたら
気がすむのだろうか。
「今…なんて?」
「だから、昨日高校はやめたよ。」
「そう…なんだ。」
それしか言葉が出てこなかった。
理由を聞きたいけど、聞いたらきっと
迷惑だろう。
でも、ここに住まわせる以上…
うーん、
そう考えていると
「お姉さんは…二十歳?」
と少年くんが質問してきた。
「何で分かったの!?」
「だって…そんな変なお酒の飲み方するのお酒にまだ慣れてないからだろ?」
「失礼ね!確かにまだ慣れてないけど…」
そこまで言うと頭がまた痛くなってきた。
「イタタタタタタタ…」
私はあまりの痛さにその場にしゃがみこむ。
情けない…
そんな私を見て少年くんはため息をつくと
「ほら、こっち座れよ。」
と手慣れたように私をソファーに座らせて
「水注いでくる。お台所借ります。」
と言って台所へ消えてった。
え?自分から?…何を?
二日酔いの気持ち悪さと
今投げ掛けられた質問で
頭の中がぐちゃぐちゃになる。
「え…えーっと?」
「…もういい。帰る。」
そう言って帰り支度をし始めた少年。
思い出した。
「待って待って!ストップ!!覚えてるから!」
そう言うと少年くんは帰り支度をやめた。
「ごめんね。ちょっと頭の中混乱してた。」
「ふーん。」
少年くんはそんな私を怪しむような目で見る。
「本当だってば!」
「じゃあ、お姉さん。本当に俺、ここに住んで良いの?」
「いいよ!もちろん。」
そう私が答えると、ちゃんと起き上がって
私の目の前に来た少年くん。
背が高い。
もしかしたら180くらいあるのかもしれない。
「お世話になります。」
少年くんはそう言って頭を下げた。
さっきまでタメでブーブー言ってたのが
嘘みたいだ。
「かしこまっちゃって。大丈夫だよ。」
私は少年くんの頭を撫でてそう言った。
撫でられるのが嫌なのか、少年くんは
頭をあげるとしかめっ面になっていた。
「君、いくつ?」
「18。」
「高校何処行ってるの?」
「昨日やめた。」
「え?」
この子は何回私を驚かせたら
気がすむのだろうか。
「今…なんて?」
「だから、昨日高校はやめたよ。」
「そう…なんだ。」
それしか言葉が出てこなかった。
理由を聞きたいけど、聞いたらきっと
迷惑だろう。
でも、ここに住まわせる以上…
うーん、
そう考えていると
「お姉さんは…二十歳?」
と少年くんが質問してきた。
「何で分かったの!?」
「だって…そんな変なお酒の飲み方するのお酒にまだ慣れてないからだろ?」
「失礼ね!確かにまだ慣れてないけど…」
そこまで言うと頭がまた痛くなってきた。
「イタタタタタタタ…」
私はあまりの痛さにその場にしゃがみこむ。
情けない…
そんな私を見て少年くんはため息をつくと
「ほら、こっち座れよ。」
と手慣れたように私をソファーに座らせて
「水注いでくる。お台所借ります。」
と言って台所へ消えてった。