ライ【完】
何だかんだ言って

私は彼のことが大好きだったのだ。

どんなに悪態つかれても。

どんなに写真を撮るのを嫌がられても。

どんなに彼が自己中心的でも。

彼の音楽に嘘はなかった。

彼の曲に嘘はなかった。

彼は真っ直ぐだった。

自分の夢に向かって。

目標に向かって。

真っ直ぐ歩き続けていた。

だから、私も彼のお手伝いをしたいって

思った――

彼の側で彼を応援し続けたいって

思ったんだよ―――

だから、彼の側で頑張れたの―――

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