ライ【完】
「…で、何でライが顔を真っ赤にさせてるの?」
話終わったときに一番最初に思った
疑問だった。
「だって…そこまで志穂がそいつのこと思っていたとは知らなくて……こっちが恥ずかしくなったというか…」
「恥ずかしいのはこっちだよ!!元カレにも言ったことないのに…」
ライのが移ったのか
私まで顔が熱くなる。
これ絶対に顔赤くなってる。
そう思ってうつ向いたその時だった。
ライは立ち上がると
私の後ろに回った。
「ラ――「前見てて。」」
そう言われて私は仕方なく
前を見る。
ライ、何をするつもりなの?
すると首元にひんやりとした感触が私を襲った。
ビックリして小さく
「冷たっ!」
と叫んだ時だった。
「できた。」
私が言ったと同時にライはそう言って
前方に戻ってきた。
「うん。似合ってる。」
私はよく分からなくて
スマホの内カメラモードを起動させた。
それによってひんやりの正体がわかる。
「…これ、ライが選んでくれたの?」
「うん。…こういうの好きだった?」
ひんやりの正体、
それはシルバーのハートのリングに
同じくシルバーの
極めて小さなお花のワンポイントがついた
ネックレスだった。
「今までのお礼。俺、志穂に甘えてばかりだった。だからせめてものお返しというか…」
…バカだよライ。
本当にバカ。
何プレゼントなんか買ってるの?
どうしてくれるの?
全部全部、
ライのせいだからね―――
話終わったときに一番最初に思った
疑問だった。
「だって…そこまで志穂がそいつのこと思っていたとは知らなくて……こっちが恥ずかしくなったというか…」
「恥ずかしいのはこっちだよ!!元カレにも言ったことないのに…」
ライのが移ったのか
私まで顔が熱くなる。
これ絶対に顔赤くなってる。
そう思ってうつ向いたその時だった。
ライは立ち上がると
私の後ろに回った。
「ラ――「前見てて。」」
そう言われて私は仕方なく
前を見る。
ライ、何をするつもりなの?
すると首元にひんやりとした感触が私を襲った。
ビックリして小さく
「冷たっ!」
と叫んだ時だった。
「できた。」
私が言ったと同時にライはそう言って
前方に戻ってきた。
「うん。似合ってる。」
私はよく分からなくて
スマホの内カメラモードを起動させた。
それによってひんやりの正体がわかる。
「…これ、ライが選んでくれたの?」
「うん。…こういうの好きだった?」
ひんやりの正体、
それはシルバーのハートのリングに
同じくシルバーの
極めて小さなお花のワンポイントがついた
ネックレスだった。
「今までのお礼。俺、志穂に甘えてばかりだった。だからせめてものお返しというか…」
…バカだよライ。
本当にバカ。
何プレゼントなんか買ってるの?
どうしてくれるの?
全部全部、
ライのせいだからね―――