ライ【完】
謎に包まれた少年
こうして始まった奇妙な同居生活。

初日に色々取り決めた事もあって

今のところ順調だ。

「おはよ!!」

「おう…ってか講義間に合うの?」

「間に合わせるの!!」

朝からバタバタと身支度をする私に

呆れ顔のライ。

「ほら、サンドウィッチ作ってやったから持ってけ。」

「ありがと!!行ってきます!」

私はライからサンドウィッチを受けとると

家を出た。

食事当番は1日交代。

洗濯物は自分の分は自分で洗う。

掃除はライがやってくれていた。

何だかライと生活し始めてから少し

楽になった気がする。

にしてもだ。

ライ――――

貴方は一体何者なの??

< 9 / 101 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop