ライ【完】
『志穂ちゃん!良かった~退院しただね!』
私の退院を泣いて喜ぶ先輩に
私は直ぐにお願いした。
『蒼先輩!――先輩のバンドに入れてくれませんか?』
突然のお願いにえっ?と言って
固まる蒼先輩。
それでも、
『散々断っといて今さら入りたいなんて話が良すぎることもわかっています。それでも、お願いします。私を先輩のバンドに入れてください!』
私は頭を下げてお願いした。
直ぐに反応してくれると思ったのに
先輩はなかなか反応してくれなくて。
黙ったままの蒼先輩が恐かった。
やっぱり、ダメかな。
『志穂ちゃん――顔あげて。』
暫くして私にそう促した蒼先輩。
恐る恐る顔をあげるとそこには
真顔の蒼先輩がいて。
いつもヘラヘラと明るい先輩が
いつになく真剣な顔つきでいるものだから
恐怖で少し後退りした。
何も言わずに歩み寄ってくる蒼先輩。
『――やる気は?』
『あります!2年ブランクがあるけど、絶対に先輩達の演奏の足を引っ張らないくらいまで直ぐに戻します。』
そう言うと、蒼先輩はやっといつも通りの
蒼先輩に戻った。
『やっと、ギタボに戻れるわ。』
そう言って私の頭をポンと優しく叩いた
先輩。
『頼むよ。志穂ちゃん。』
『はい!頑張ります!』
私の返事に蒼先輩は嬉しそうに微笑んでいた。
私の退院を泣いて喜ぶ先輩に
私は直ぐにお願いした。
『蒼先輩!――先輩のバンドに入れてくれませんか?』
突然のお願いにえっ?と言って
固まる蒼先輩。
それでも、
『散々断っといて今さら入りたいなんて話が良すぎることもわかっています。それでも、お願いします。私を先輩のバンドに入れてください!』
私は頭を下げてお願いした。
直ぐに反応してくれると思ったのに
先輩はなかなか反応してくれなくて。
黙ったままの蒼先輩が恐かった。
やっぱり、ダメかな。
『志穂ちゃん――顔あげて。』
暫くして私にそう促した蒼先輩。
恐る恐る顔をあげるとそこには
真顔の蒼先輩がいて。
いつもヘラヘラと明るい先輩が
いつになく真剣な顔つきでいるものだから
恐怖で少し後退りした。
何も言わずに歩み寄ってくる蒼先輩。
『――やる気は?』
『あります!2年ブランクがあるけど、絶対に先輩達の演奏の足を引っ張らないくらいまで直ぐに戻します。』
そう言うと、蒼先輩はやっといつも通りの
蒼先輩に戻った。
『やっと、ギタボに戻れるわ。』
そう言って私の頭をポンと優しく叩いた
先輩。
『頼むよ。志穂ちゃん。』
『はい!頑張ります!』
私の返事に蒼先輩は嬉しそうに微笑んでいた。