名付けないで。(BL)







煌斗に言われたとおり
体育館倉庫の裏に行く。



……紹介するだけなのに
なんでここ?







ガサッ





背後から葉を踏む音が聞こえて
視線を向けると




俺と目が合って微笑む煌斗がいた。






「もも、久しぶり。」


「うん、……で?紹介したい人は…んっ」







俺が言い終わる前に唇を煌斗の口で塞がれた。




始めっから舌が絡む激しいキスに
少し驚く。






「ちょっ…煌斗??」



「その前にヤらしてよ。紹介料、紹介料。」






そう言って俺の両手をネクタイで
縛って服を脱がしていく。



そう、こいつ犯してるみたいな
セックスが好きな奴。







俺が快感に溺れて泣いてるような
喘ぎ声を出すと凄く喜ぶの。





俺の肌に手を滑らせて
刺激を与えてくる。



「……ぅあっ……ん」



「もも、可愛い。」








そう言いながら煌斗は俺の
ベルトをカチャカチャと脱がせようとした













その時






「お前ッ!なにしてんだよ!」


「「……え?」」








急に横から叫び声が聞こえて
煌斗と見るとそこには


同じクラスの黒澤 瀧が立っていた。







俺が両手を縛られてヤられてるから
犯されてると勘違いしたんだろ





目が点になってる煌斗を突き飛ばして
縛られている俺を掴んで走った。








「……え!??ちょ、ももーー!!!」







突き飛ばされて我に返った煌斗が
俺を呼んでるけど俺はドンマイという
表情を返す。




お前のアホな性癖がわりーよ。







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