イケメン小説家は世を忍ぶ
「主要な病院は全部軍が占拠してます。行っても入れません。ここで弾を除いて止血しますか?」
すぐには答えられなかった。
ヘリは揺れるし、感染症も気になる。
出来れば安全な場所で処置したい。
「ユアン、目的地までどれくらいかかる?」
「三十分はかかるかと思います」
ユアンの答えを聞くと、結衣に目をやった。
着ているブラウスは元の色を思い出せないくらい血で赤く染まってる。
出血が多い。
三十分も待てない。このままだと危険だ。
「ユアン、ファーストキット持ってこい!」
ユアンに向かってそう叫ぶと、結衣のブラウスをビリビリ破いた。
露になる銃創。
すぐには答えられなかった。
ヘリは揺れるし、感染症も気になる。
出来れば安全な場所で処置したい。
「ユアン、目的地までどれくらいかかる?」
「三十分はかかるかと思います」
ユアンの答えを聞くと、結衣に目をやった。
着ているブラウスは元の色を思い出せないくらい血で赤く染まってる。
出血が多い。
三十分も待てない。このままだと危険だ。
「ユアン、ファーストキット持ってこい!」
ユアンに向かってそう叫ぶと、結衣のブラウスをビリビリ破いた。
露になる銃創。