イケメン小説家は世を忍ぶ
14、脱獄の知らせ ー 桜井建(ケント)side
カーテンの隙間からもれる光で目が覚めた。
「……もう朝か」
二~三時間は眠っただろうか。
結衣は俺の腕の中でグッスリ眠っている。
結局……自分が抑えられず抱き潰してしまった。
オスの本能が目覚めたというよりは、絶対に離さないって想いが強かったからかもしれない。
指輪の力で何とか結衣の命を繋ぎとめたが、それでも彼女を自分のものにするまでは完全に安心は出来なかった。
俺のせいで結衣が死んでいたかもしれないのだ。
血だらけの彼女を見た時、かなり焦った。
他の人間ならもう少し冷静でいられたかもしれない。
「……もう朝か」
二~三時間は眠っただろうか。
結衣は俺の腕の中でグッスリ眠っている。
結局……自分が抑えられず抱き潰してしまった。
オスの本能が目覚めたというよりは、絶対に離さないって想いが強かったからかもしれない。
指輪の力で何とか結衣の命を繋ぎとめたが、それでも彼女を自分のものにするまでは完全に安心は出来なかった。
俺のせいで結衣が死んでいたかもしれないのだ。
血だらけの彼女を見た時、かなり焦った。
他の人間ならもう少し冷静でいられたかもしれない。