イケメン小説家は世を忍ぶ
「マックスが部下を連れて最初に脱獄し、それを追うようにアーロンが脱獄したとか……」

ユアンの補足説明に俺は顎に手を当て考える。

追っ手を撹乱するためなのか、それとも……マックスがアーロンを見限った?

後者と考える方が妥当かもしれない。

「国境や空港もそうだが城の警備を強化しろ。いつ襲撃されるかわからないからな」

ユアンにそう命じると、俺とキースは食事も取らずに執務室に籠った。


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