イケメン小説家は世を忍ぶ
それが、この指輪のお陰としたら……?
普通じゃ信じられない話だ。
でも、実際に銃で撃たれた怪我が数日で治っている。
「本当に治ったか確かめてみるか?」
マックスが私を嫌らしい目で見て笑う。
その不穏な声の響きに身体がゾクリとした。
身の危険を感じてシートの背に身体を押し付けるが、逃げようにも手足を縛られていては逃げられない。
頭にケントの顔が浮かんだが、彼に知らせずここに来たのだから助けに来るはずがない。
いや……ケントに頼っちゃダメだ。
彼には婚約者がいる。
マックスの手が伸びてきて私の服に手をかける。
「イヤー!」
普通じゃ信じられない話だ。
でも、実際に銃で撃たれた怪我が数日で治っている。
「本当に治ったか確かめてみるか?」
マックスが私を嫌らしい目で見て笑う。
その不穏な声の響きに身体がゾクリとした。
身の危険を感じてシートの背に身体を押し付けるが、逃げようにも手足を縛られていては逃げられない。
頭にケントの顔が浮かんだが、彼に知らせずここに来たのだから助けに来るはずがない。
いや……ケントに頼っちゃダメだ。
彼には婚約者がいる。
マックスの手が伸びてきて私の服に手をかける。
「イヤー!」