イケメン小説家は世を忍ぶ
思い切って目を開けると、目の前にケントがいて、マックスは床に転がっていた。

ケントがマックスを倒したの?

「間一髪だったな。大丈夫か?」

ケントは優しく声をかけると、私のロープを外した。

「……はい」

まさかケントが助けに来てくれるとは思っていなくてボーッとしながら返事をする。

だが、マックスは立ち上がると、ケントに襲いかかった。

「ケント!」

私が叫ぶと、ケントはマックスの動きに反応して攻撃を避ける。

すると、何故かオレンジの服を着たアーロン将軍が現れ、叫びながらマックスに蹴りを入れた。

「悪あがきすんじゃねえ。この阿呆が」

アーロン将軍ってケントの敵じゃなかった?
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