運命の恋… なんてない!
そこにいたのは私たちの学校の保健室の先生。
そこでようやくここは保健室なんだと理解した。
落ち着いて話を聞けば、私は部活中熱中症で倒れたとのこと。
今は倒れた時から1時間過ぎた頃で、部活の終わりかけの時刻らしい。
「あの…先生。ふと思ったんですけど、私ってどうやってここまで来たんですか?」
「あぁ、その事ね。あの時はほんとにびっくりしたのよ?漫画の1シーンみたいなお姫様抱っこでここに現れたんだから。」