俺に彼女ができないのはお前のせいだ!
朝、いつも通りアリサと一緒に集団登校の待ち合わせ場所へ。
俺を含めた3年のやんちゃ組は、集まってきた女子たちを物色する。
1~3年生には興味がない。狙うは4年生以上のやつだ。
よし行くか! と思いまわりを見渡したが、
怖気づいたのか、仲間たちは踏み出すことができないでいる。
おいなにビビってんだよ! このチキン野郎ども!
仕方ない、こうなったら俺が先陣を切るぞ。
と思ったものの。
「ぐっ……」
やはり上級生たちはクラスの女子どもよりも、大人びて見える。
ちくしょーこうなったら!
狙うは年上だとは思えない、身近な学年1こ上の女子だ!
「えーい!」
――ぺろーん!
俺はめくってやった。
アリサのふわりとした花柄のスカートを。
「キャッ!?」
「…………っ!?」
しかし、俺の視界に広がったのは、
思いもよらない光景だった。