今夜、愛してると囁いて。
プロローグ
「さよなら、バイバイ」
「もう、やめにしましょう」
君は泣きそうな顔をしながらそう言った。
この不毛な関係を終わらせるために。
「幸せになってくださいね」
そう言って握られた手を離されて残ったのは、あたしを責めるような胸の痛みだけだった。
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「さよなら、バイバイ」