蒼姫様は、守られません!!~完~
「嘘じゃねぇって。信じてくれねぇの?」
―陸、あなた、ほんとにずるいわ..
「んー、そう?」
―ええ。じゃあ、切るわね
「え、ちょ、待っ!」
―陸、愛してるわ
「...俺も、愛してる」
そこで通話が切れた
きっとルカは今頃してやったりというような顔をしているのだろう
ほんと、ルカには敵わねぇ...
ソファに沈んでそんなことを再度思った
いつからだろうか
通話を切る前に愛してるのやり取りをしないと不安になったのは
俺らはこのままで大丈夫なのか...?
「月が綺麗だな...」
窓の外を見ることすらせずにぽつりと呟いた言葉は静寂に消えた
☆★陸side.end★☆
―陸、あなた、ほんとにずるいわ..
「んー、そう?」
―ええ。じゃあ、切るわね
「え、ちょ、待っ!」
―陸、愛してるわ
「...俺も、愛してる」
そこで通話が切れた
きっとルカは今頃してやったりというような顔をしているのだろう
ほんと、ルカには敵わねぇ...
ソファに沈んでそんなことを再度思った
いつからだろうか
通話を切る前に愛してるのやり取りをしないと不安になったのは
俺らはこのままで大丈夫なのか...?
「月が綺麗だな...」
窓の外を見ることすらせずにぽつりと呟いた言葉は静寂に消えた
☆★陸side.end★☆