蒼姫様は、守られません!!~完~
立騎は私を抱き締めた

聞こえてくる声は涙声で、立騎が泣いてるのに気付くのと同時に

自分が泣いてることに気付いた





「立騎、ほんとの話を、しましょうか」

「え...?」





゚*。:゚ .゚*。:゚ .゚*。:゚ .゚*。:゚ .゚*。:゚


「風稀さん、六花さん!」

「「おはようございます、お嬢様」」

「おはよう!あのね、今日はココ行きたいの!」

「じゃあ、行きましょうか?」

「うん!」





風稀(フウキ)さんと六花(リッカ)さん

2人はとても優しくて、息子である立騎のことも沢山話してくれた

その時の2人はとても幸せそうで、素敵な家庭だなって憧れてたの

でも、その日の六花さんは少し元気がなかった





「六花さん...?」

「あぁ、すみませんお嬢様。立騎と喧嘩してしまって...」

「そうなんだ?」





風稀さんの説明に六花さんの方を向けば彼女もこくんと頷いた
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