蒼姫様は、守られません!!~完~
一条の眉がピクリと上がる

私はそれを見逃さなかった

だけど、動いたりもしなかった

だって、視界の端で風稀さんが動いたのが見えたから


今、下手に動いたら2人の邪魔になる


六花さんは組に連絡してるし

私がすべき事は何かな...?





辺りを見渡すと銃口をこちらに向ける奴の姿が

狙いは――――――私だ

でも、私なら別に良い

2人には大切な家族がいるから絶対に2人は撃たせない





そう思って目を閉じると銃を撃つ音が聞こえた

けれど、次に来るはずの痛みが来ない



薄らと目を開けると....













「六花さんっ!!」
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