蒼姫様は、守られません!!~完~
授業が終わり、先生も逃げ帰ったところでみんなが集まってきた



「愛桜ちゃん、すごいね!」

「優だってあれくらい解けるでしょ?」



解けるはずだ

私と同じなんだから



「俺にはまだ無理かな」

「あれ、そうなの?解けると思ってた。」

「そこまで頭良くないよ俺は」



隠してるのか

まあ、普通隠すか

私隠すつもりないけど




「愛桜、なんで解けた?」

「んー、璃咲は知ってるけど私大学卒業済みだから」



「「「「えっ」」」」



みんなが驚いてる間に璃咲が私に声を掛けてきた

よく私が教えてるから璃咲はいつも成績は学年2位だ

1位は私だけど

自慢じゃないよ、自慢です!



「ねぇ愛桜ちゃん、あの問題さ、あの部分よく分かんないんだけど...」

「あぁ、そこはね、ここがこれなのわかる?」

「うん」

「それで、ここがこうなの」

「あー、そっか。」

「それで、これとこれをこうして」

「こうだっ!」

「そうそう!」
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