蒼姫様は、守られません!!~完~
「まあ、埒あかないから拉致らせて頂くってことで」



ウインクした彼は心底楽しそうに私を抱いている黒髪のイケメンを見る



「あの、貴方、それ洒落のつもり?」

「え?あぁ。別に、そういうつもりじゃないよ。」



少しばかりほっとする

そんな素敵な見た目であの洒落は痛い、痛すぎる....


いつの間にか車に乗っていた

全然気付かなかったんだけど!?


そんなことを考えていたら着いたようで





「ほら、着いたよ。ここが俺達の倉庫だ」



「ここはドコ?」

「俺達の倉庫。」

「これって倉庫なの?」

「溜まり場だから倉庫で合ってない?」




いや、知らないけど


名前を呼ばれてハッとするといつの間に移動したのか

入り口に優と黒髪のイケメンがいた

優が私に手招きをしている


招かれるまま、中に足を踏み入れる
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