蒼姫様は、守られません!!~完~

ゆっくりと

「....」



ふと、スマホを取り出す

そして、画面に表示されてる時間を見て

声にならない叫び声が出た



「愛桜ちゃん、どうした?」



涙が止まったらしい優がこっちを振り向いた



「もう、5限始まってる...」

「「「「「えっ」」」」」



「5限ってなんだっけ?」

「生物だよ、璃咲得意でしょ?」

「あぁ、そっか。じゃあ、いいかな。」




璃咲はそう言って、買ってきたジュース(いつものやつ)を一口含んだ

みんなも持参した弁当や

朝、学校に来る前に買ったらしいコンビニの食品を食べていた


私は、自販機で買ったミルクティーをやっと開けて飲んだ





「愛桜ちゃん、ご飯は?」

「え?」

「あー、優くん。それ愛桜ちゃんに聞くだけ無駄。」

「えぇーっ!無駄ってなんでっ?」

「愛桜ちゃんは食生活おかしいから、異常だから。」

「そんなに異常?」



思わず訊けば逆に普通だと思ってたの!?と

ありえないものを見るような目をされた
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