Destiny ─ 運命 ─
迫りくる秋
気づけば季節は秋。
9月には学校祭もあった。
準備期間中は、私が壁新聞の担当に当たって
なかなか話す機会もなくなってしまった。
むしろ、あきらかに私に行為をよせている男子だけが近づいてきただけ。
翔は、鈍感なのかどうかわからないけれど
私がそれっぽいこと(好きとか、そういう系)を伝えても、あまりよくわかっていないようだった。
きっと、翔に告白するなら
曖昧では伝わらない、思い切らないといけない。
ってことがわかった。