誰よりも遠い貴方…
「シオチャン…、シオチャン」
…声が聞こえる?
誰?
「シオチャン…?」
うっすら目を開く…
!!ハルサン!!!
「シオチャンの家の前なんだけど…」
思考回路が回らない…
「代行タクシー頼んでシオチャンの家の前まで着いたんだけど…」
あ…
あのままハルサンの車で寝たんだ…
シオ「…寝てしまったみたいでごめんなさい…」
言いながら運転席に目をやった私…
シオ「うわっ!!!!……(驚)」
ハル「はははっ(爆笑)
俺こっち。(笑)」
声の聞こえた方を見ると
後部座席に
私の座る助手席に身を乗り出して
くしゃくしゃの笑顔をしたハルサンが居た。
再度、運転席に座るおじさんを見て………
……誰?
ハル「代行タクシーの運転手さんだよ(笑)」
ハル「何度かシオチャンに説明したんだけどね(笑)」
シオ「…あ…そう…」
安心すると
…まだまだ深い眠りに落ちていける・・・