誰よりも遠い貴方…








「シオチャン…、シオチャン」






…声が聞こえる?
誰?







「シオチャン…?」






うっすら目を開く…
!!ハルサン!!!






「シオチャンの家の前なんだけど…」









思考回路が回らない…







「代行タクシー頼んでシオチャンの家の前まで着いたんだけど…」




あ…
あのままハルサンの車で寝たんだ…





シオ「…寝てしまったみたいでごめんなさい…」









言いながら運転席に目をやった私…










シオ「うわっ!!!!……(驚)」







ハル「はははっ(爆笑)
俺こっち。(笑)」





声の聞こえた方を見ると

後部座席に
私の座る助手席に身を乗り出して
くしゃくしゃの笑顔をしたハルサンが居た。







再度、運転席に座るおじさんを見て………




……誰?




ハル「代行タクシーの運転手さんだよ(笑)」




ハル「何度かシオチャンに説明したんだけどね(笑)」


シオ「…あ…そう…」









安心すると

…まだまだ深い眠りに落ちていける・・・
< 11 / 81 >

この作品をシェア

pagetop