誰よりも遠い貴方…






マスター「おはよ〜」


いつものマスターの低くも元気な声だ。
私は寝起きか二日酔いか…店に居る時のようにテンションは上がらない。



シオ「おはようございます…
昨日はすみませんでした…
電話頂いてたんですけど何かありました?」



挨拶・お詫び・用件を坦々と話しマスターの返事を待った。




マスター「いや〜大丈夫かな?と思ってね。
ちゃんとハルに送ってもらった?」


シオ「あ…はい。」


マスター「勝手にシオチャンち教えてごめんね。」


シオ「あ…いいですよ
ハルサン、マスターの友達だから。」


マスター「そうだね。
ハルは安全牌だよ。」


シオ「…ですね。」


マスター「で?
ハルからシオチャンに連絡あった?」





シオ「………え?」


…連絡なんかあるわけない。
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