誰よりも遠い貴方…






半ばヤケクソになってた。


ただ、ハルサンからの着信がないだけでだ…。







いつも以上にピッチ早く
アルコールを体内に流し入れて行く。






いつもは営業中に数回する携帯チェックもしない。






仕事上、必要な事なのは分かってる。
営業をしなければ…。








でも、どうしても出来ない。













携帯を開いて…
期待してる心…
期待してしまう心…


打ち砕かれる…
大きな喪失感を感じる…





今日一日で何度打ち砕かれたのだろう…










そんな無様な自分を隠すように
そんな情けない自分を消し去るために
アルコールを浴びる。










なぜこんなにもハルサンの連絡を待ってるのか
自分でも分からない。
彼の事何も知らないのに…。
私の事何も知らない人なのに…。








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