誰よりも遠い貴方…







それでも私の口からでた言葉は




シオ「夜分遅くすみません。
何度かお電話頂いてたようですが?」


男「シオチャン?」








…ハルサンだぁ~~~~!!
と思いながらも




シオ「そうですけど…
どちら様ですか?」


男「俺!!
ハルだよ。」








…名乗んなくても分かってるよ~~♪
と思いつつも
私は冷静な口調で




シオ「あ!
ハルサンですか??」


ハル「そう!!
マスターに番号聞いててね。
昨日大丈夫だったかな?と思ってさ。」


シオ「あ!そうなんですか?
ありがとうございます。」


ハル「なんか余所余所しいな(苦笑)」


シオ「え?
あ!失態見せちゃったんで…
なんだか…」


ハル「失態?酔ってたこと??」


シオ「ってか車で寝た挙句
泣いたりなんかして…」


ハル「そんな時もあるよ。
失態なんて思ってないよ(笑)」


シオ「はい…(苦笑)」





その返事で会話が終わった!?





沈黙になる。







他の電話ならつまらない会話で話せるのに
ハルサンとの電話はなんだかドキドキして言葉が思い浮かばない!!








ハル「じゃー…また…」



…終わっちゃう!!
終わりたくない!!
嫌だ!!
ハルサンと繋がっていたい!!










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