誰よりも遠い貴方…
隣でタバコを吸ってるハルサンへ私は1人話し始めた。
ハルサンの事。
簡単に忘れられると思ってたんだ。
1度寝たくらいなら
簡単だって思ってた。
でも、忘れようとすると
もっともっと思い出して…
で、次はハルサンに逢うまでの自分に戻ろうとして
普通に普通に…
って頑張ったんだけど
それも無理だった。
シオ、あまり人に依存しないんだ。
依存したら離れた時
孤独が怖くてね。
特に男には依存しない。
泣き縋る女は惨めだし…。
でも、ハルサンに依存してるね。
出逢った時から依存してる。
惨めな自分、見たくなかったのにな…。
かなり惨め感出てたよね(笑)
でも、もう自分に嘘付くの辞める。
シオはハルサンと居たい。
ハルサンが誰と生活してても…
シオはハルサンとの時間が欲しい。
ハルサンが欲しい。
優しく笑いながらハルサンは言った。
「俺もシオの傍に居たい。」