誰よりも遠い貴方…






それでも良かった。





それで良かった。




この時の私はまだ
毎日ハルに逢い
ハルに愛される事で満足していた。






ハルに待つ家庭があろうが
愛されてるのは
奥さんではなく
私だから
それだけで良かった。




30そこそこの彼は
【絶倫】だった。
そして、その【絶倫】が
欲する体は
私の体だけだった。




だから、私は
どんな時もハルの
愛し方を受け入れた。




ハルの全てを受け入れた。




< 63 / 81 >

この作品をシェア

pagetop