誰よりも遠い貴方…
そして、
私が傍に居る内
ハルは全ての重荷では
ないけれど
少しずつ
私に助けを求めるようになった。
「助けて」
「苦しい」
って弱音は言わないけれど
少しずつ、
本当少しづつ
ハルは私の分からない出来事でも
私の前で愚痴れるようになった。
仕事の事。
親との関係。
兄弟との関係。
仲間のトラブル話。
私はハルの力になれる程のパワーは持ってないけれど
聞いてあげる事しか出来ないけれど
それでも
ハルの悲しい目が
少しでも
元気を取り戻せたらな…
と思った。