こじらせ系女子
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「ぶっ、何その顔、ぶっさいくだな」
「は」
少しだけ考え込んで、窓をそっとのぞいていると、新藤凛。
「何。お前さー、本当カタツムリ育つくらいのジメジメっぷりだよな」
「うるさい」
呆れたように、ため息をつきながら、彼は言った。
「なんだよ、たった一言だろ、何でそんなにもったいぶってんのか、わけわかんね」
「……」
それはそれは、怪訝そうに。
新藤凛。いつもテキトーなことばかり言う彼だけど、今日の彼の言葉は、何ひとつ間違っていない。
ただ、その真っ直ぐすぎるその言葉は、今の私を必要以上に刺激する。
「ぶっ、何その顔、ぶっさいくだな」
「は」
少しだけ考え込んで、窓をそっとのぞいていると、新藤凛。
「何。お前さー、本当カタツムリ育つくらいのジメジメっぷりだよな」
「うるさい」
呆れたように、ため息をつきながら、彼は言った。
「なんだよ、たった一言だろ、何でそんなにもったいぶってんのか、わけわかんね」
「……」
それはそれは、怪訝そうに。
新藤凛。いつもテキトーなことばかり言う彼だけど、今日の彼の言葉は、何ひとつ間違っていない。
ただ、その真っ直ぐすぎるその言葉は、今の私を必要以上に刺激する。