ウェスター国戦師(いくさし)の書。~優しい追憶~
それから、シン兄が皆に説明した。
「何日か前に。
イッセイ来ただろ」
「そうそう、あいつの持ってきた猪!
あのぼたん鍋うまかったよな~。
肉持って来てくれるなら、いつでもウェルカムだよな」
「……ま、その話は置いといて。
あいつが言ってただろ。
ユウキに彼女出来たって話。……」
話は続いてるけど、先に補足する。
イッセイってのは自分が『あんちゃん』と呼ぶ、狩師(かりゅうど)見習いで年は15。
なんと、あんちゃんのお父さんはイッシン様のマブダチの一人だったとか←あんちゃん談。 今時その言葉は……と思うけど黙っておく
過去形なのは、もうあんちゃんのお父さん、いないから。
あんちゃんは常日頃は、山岳地帯で騎馬兵に所属しながら狩りの腕を磨いている。
そして、ユウキってのは自分の二卵性の双子の弟だ。
自分は、戦師になるために家から飛び出してきたし、ユウキは鍛冶職人を志して鍛冶屋のヒナリさんのとこに弟子入りをした。
ユウキが作った武器を持って、自分が戦師なる……ってのが、自分達兄弟の長年の夢だった。
ちなみに、もう叶ってる。
今は、あいつは更に腕を磨くため日々精進してるし、自分だってそうだ。
ユウキの鍛冶のお師匠さんことヒナリさんは、元戦師ということもあり騎馬兵達の親分的存在でもあった。
そこで自分達兄弟は、イッセイのあんちゃんと知り合った。
だから、ケイ兄やシン兄達よりもあんちゃんの方が古くからの知り合いになる。
あんちゃんは城に面識があったから、自分が城に戦師の試験に行く際も、あんちゃんに仲介してもらった。
……で、そのあんちゃんは、月に2回か3回くらいの割で城に来る。
いい肉が入った時、珍しい獣を捕獲した時などなど。
「何日か前に。
イッセイ来ただろ」
「そうそう、あいつの持ってきた猪!
あのぼたん鍋うまかったよな~。
肉持って来てくれるなら、いつでもウェルカムだよな」
「……ま、その話は置いといて。
あいつが言ってただろ。
ユウキに彼女出来たって話。……」
話は続いてるけど、先に補足する。
イッセイってのは自分が『あんちゃん』と呼ぶ、狩師(かりゅうど)見習いで年は15。
なんと、あんちゃんのお父さんはイッシン様のマブダチの一人だったとか←あんちゃん談。 今時その言葉は……と思うけど黙っておく
過去形なのは、もうあんちゃんのお父さん、いないから。
あんちゃんは常日頃は、山岳地帯で騎馬兵に所属しながら狩りの腕を磨いている。
そして、ユウキってのは自分の二卵性の双子の弟だ。
自分は、戦師になるために家から飛び出してきたし、ユウキは鍛冶職人を志して鍛冶屋のヒナリさんのとこに弟子入りをした。
ユウキが作った武器を持って、自分が戦師なる……ってのが、自分達兄弟の長年の夢だった。
ちなみに、もう叶ってる。
今は、あいつは更に腕を磨くため日々精進してるし、自分だってそうだ。
ユウキの鍛冶のお師匠さんことヒナリさんは、元戦師ということもあり騎馬兵達の親分的存在でもあった。
そこで自分達兄弟は、イッセイのあんちゃんと知り合った。
だから、ケイ兄やシン兄達よりもあんちゃんの方が古くからの知り合いになる。
あんちゃんは城に面識があったから、自分が城に戦師の試験に行く際も、あんちゃんに仲介してもらった。
……で、そのあんちゃんは、月に2回か3回くらいの割で城に来る。
いい肉が入った時、珍しい獣を捕獲した時などなど。