蜂蜜
「えー!!」

あたしの目玉はちゃんと体内に入っているだろうか、と思うくらい驚いた。


目の前には新城蓮。
あたしは盈を掴んで来たはずだよね!?

目を泳がせながら、冷静になれ~、冷静になれ~と呪文を繰り返す。


「お前なぁ…。」
「なっ、なんでここに新城蓮がいるの!?」
「お前がここまで引っ張って来たんだろうが!後ろで盈のやつが親に捨てられた子犬みたいにしてたぞ。」

あっ、あたし、間違えたんだ。
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