ウソカノ
「……分かった。」
ここでそう呼び出しを食らう理由はちんぷんかんぷんだけど、少なくともイイコトではないのは明確。
そう言って、里村とその取り巻き4人とあたしは歩いて、体育館裏に連れてかれた。
そこは、陽が当たらなくて、ジメジメしたところで人通りが全くない。
もう、そういうイイコトではないことをするのにうってつけである。
「ねぇ。麻子。麻依ってさ。賢と付き合ってるんでしょ。なんであいつが付き合ってんの?」
…なんであたしに聞くんだろ。
麻依本人に聞けばいいじゃない。
そんな小さな疑問を残し答える。
「麻依が告白したんだって。」
「なんであんな可愛くもないやつと付き合ってんだよ!」
…知らないわよ。
そんなツッコミを心の中で入れる。
「…なんで何も答えねぇんだよっ!」
一瞬にして声を荒げる里村。
いつもの、先生と男子の前で出している。
カワイイ、カワイイ?声と違う。
本性ががっつり出ている。
まあ、よくいうよね。
カワイイ人ほど性格悪いって。
本当に、そういう人ってーーーー自己中で、自己愛が強くて、カワイイのを自覚で行動をとるやつばかり。
そこまでしてモテたいか?と思う。
本当に、好きで、愛おしい人。
そんなたった1人に好かれればいい、そんな考えが普通だと思っていたけど…こういう人もいるんだなぁ、そう今更思った。
「なんか、答えろよっ!」
何を答えろと?
ギュッ、と胸ぐらを掴まれ少し苦しいけど、家の苦しさとはまるで比にならない。
ここでそう呼び出しを食らう理由はちんぷんかんぷんだけど、少なくともイイコトではないのは明確。
そう言って、里村とその取り巻き4人とあたしは歩いて、体育館裏に連れてかれた。
そこは、陽が当たらなくて、ジメジメしたところで人通りが全くない。
もう、そういうイイコトではないことをするのにうってつけである。
「ねぇ。麻子。麻依ってさ。賢と付き合ってるんでしょ。なんであいつが付き合ってんの?」
…なんであたしに聞くんだろ。
麻依本人に聞けばいいじゃない。
そんな小さな疑問を残し答える。
「麻依が告白したんだって。」
「なんであんな可愛くもないやつと付き合ってんだよ!」
…知らないわよ。
そんなツッコミを心の中で入れる。
「…なんで何も答えねぇんだよっ!」
一瞬にして声を荒げる里村。
いつもの、先生と男子の前で出している。
カワイイ、カワイイ?声と違う。
本性ががっつり出ている。
まあ、よくいうよね。
カワイイ人ほど性格悪いって。
本当に、そういう人ってーーーー自己中で、自己愛が強くて、カワイイのを自覚で行動をとるやつばかり。
そこまでしてモテたいか?と思う。
本当に、好きで、愛おしい人。
そんなたった1人に好かれればいい、そんな考えが普通だと思っていたけど…こういう人もいるんだなぁ、そう今更思った。
「なんか、答えろよっ!」
何を答えろと?
ギュッ、と胸ぐらを掴まれ少し苦しいけど、家の苦しさとはまるで比にならない。