大嫌いなはずなのに！

｢お前ホント次なんかやったら、まじでばらすからな？」

う、

｢はい...」

もー他は逆らえない、

｢あと、今日の放課後、実行委員の打ち合わせ
第１会議室でやるらしいから遅れんなよ」

｢わかったー！」

ま、でも！初めての文化祭だし！
わくわくするな！！
さいこーの文化祭になるように頑張ろっと！



ーキーンコーンカーンコーンー

午後の眠たい授業が終わり

帰りのHRがおわった。


｢あ、わるい美緒、俺先生に呼ばれたから
先いってて」

｢わかった」

まぁ、一人でも行けるよね




5分後...


え、まさか、私迷った！？！？

昨日に引き続き迷うとか！え！なに？
方向音痴なの!?もーさいやく、
しかも学校で迷うとか恥ずかしすぎ！


もう皆あつまってるかな？

タッタッタッ

あ、

私の目線の先には猛がいた。

良かったー！

「たけー」


｢私、猛くんの事が好きです。付き合ってください！」


え！告白現場！？
とっさに私は隠れた。

よく見るとその女子は、綺麗な顔立ちで
マドンナ感満載だった。
モテそうだな...

猛、おっけーするのかな？

どくんっ！

え、？なにこの気持ちおかしい。やだ、







｢ごめん、」

ことわっ...た、

なんか急に安心した。なんで、おかしい

ぴろりんっ！！

うわ！！急にメールの着信音がなった


｢えーと、盗み聞きしてたんすか？美緒さーん」


｢はははは」









.......


｢迷子になってしまったらたまたま見つけてしまって、その、見ようと思ったわけじゃ」

｢まーいいけど！つか、迷子になるとかうけるわ！小学生かよ」

む！そーいえば、先生からの呼び出しじゃなくて、告白だったんだよね、
こいつ、もてるしね

って

｢はやく会議室いかなきゃ！」

｢あ！やべ！！その為にお前にメールしたんだよ！」



タッタッタッ


ガラガラ

「１年２組...、今丁度買い出しの事で
もめてたんだ、遅刻したお前らに頼もうかな？」


う、だめだった、

先生顔が怖い

｢はい、」

実行委員までやらされて、
買い出しまでとか、ついてなーい


｢まじでごめん！美緒！ほんと！俺のせいで」


いや、なに謝ってんの？キャラじゃなくない？


｢はー、まーいいけど」

｢ほんとすまん！ってことでこれから買い出し行ける??」

｢まー、終電間に合えば大丈夫だよ」

って、思えば2人きりじゃん！！男子と買い物とか！無理無理！！！！！！

ってちがう！これは買い出し！！勘違いするな

そんなこんなで私と猛はデパートへ向かった。