葉擦村
ここは、場所が場所だけに微かに感じた嫌な予感が大きくなった。
「直ぐに帰ろう!」
畑池が警告する。
でも、その奥が妙に気になって、上司は土蔵の入り口まで行ってみた。
入り口に立っていた時間は長くても3分少々だったが、暗い奥の方には確かに電球と調理道具一式があるのを見る事が出来た。
問題は、調理道具を置いた直ぐ下にもう一組布団が敷いてあり、これも布団の中央が膨らんで誰かが起き出た跡の様に思えるのだが、こっちは手前の布団とは違い、はみ出た敷布団がシミで黒く変色しているところが見える事。
「直ぐに帰ろう!」
畑池が警告する。
でも、その奥が妙に気になって、上司は土蔵の入り口まで行ってみた。
入り口に立っていた時間は長くても3分少々だったが、暗い奥の方には確かに電球と調理道具一式があるのを見る事が出来た。
問題は、調理道具を置いた直ぐ下にもう一組布団が敷いてあり、これも布団の中央が膨らんで誰かが起き出た跡の様に思えるのだが、こっちは手前の布団とは違い、はみ出た敷布団がシミで黒く変色しているところが見える事。