葉擦村
闇
ある日の事。
仕事の関係で、上司は畑池と共に、ある村に向かった。
村の紹介のホームページ作成に使う写真撮影の為だ。
目指す村に近くなったと感じる辺りで急カーブを回ると、それまでの開放的な景色から一変し杉木立が続く薄暗い道になった。
その分、車のバンパー近くまであった雑草がなくなり走りやすくはなったのだが、微かにたった2人で来るには時間が遅すぎる感じが何となくしてきた。
それでも、せっかく来たのだからと、『遅すぎる』と感じる気持ちを奮い立たせ、奥に向かって進んでいく。
途中杉木立が開けたところに、住宅の跡と2つの土蔵が見えた。
ここは帰りに撮影する事にして、とにかく今は奥を目指す。
仕事の関係で、上司は畑池と共に、ある村に向かった。
村の紹介のホームページ作成に使う写真撮影の為だ。
目指す村に近くなったと感じる辺りで急カーブを回ると、それまでの開放的な景色から一変し杉木立が続く薄暗い道になった。
その分、車のバンパー近くまであった雑草がなくなり走りやすくはなったのだが、微かにたった2人で来るには時間が遅すぎる感じが何となくしてきた。
それでも、せっかく来たのだからと、『遅すぎる』と感じる気持ちを奮い立たせ、奥に向かって進んでいく。
途中杉木立が開けたところに、住宅の跡と2つの土蔵が見えた。
ここは帰りに撮影する事にして、とにかく今は奥を目指す。