ウェスター国戦師(いくさし)の書。2~優しい後悔~
……目が覚めたら真ん前にリンがいて、彼女はしゃがみこんで自分の顔を覗き込んでいた。
「あ、起きた……?」
「……」
隣にはやはりモモがいて、イサキのおじさん、おばさん、ユウキが少し離れた壁際に寄りかかって立っていた。
「……!
すいません、俺……」
リンが起きる頃には戻る、と言っていたことを思い出して跳ね起きた。
おばさんが笑顔で言ってくれた。
「いいのよ。
……でもよかった。
心配したんだからね。
シンラ君もため込む方みたいだから。
どこ探してもいないんだもの、万が一……何かあったのかと思っちゃった」
「シン兄さん見つかんないから。
城に連絡させてもらったんだ。
そしたら兄ちゃんが、屋上にいるはずだって、教えてくれて。
モモ姉さんと、あーんなことやこーんなことしてるかもって言ってたよ」
「も~……馬鹿イサキ。
……帰ったらとっちめとこ」
隣りの彼女が、若干顔を赤くした。
「話は、リンとモモさんから聞いたよ。
……大変、だったね」
おじさんが、優しく言ってくれた。
肯いてから頭を下げる。
「……お世話になりました。
本当に……」
「あ、起きた……?」
「……」
隣にはやはりモモがいて、イサキのおじさん、おばさん、ユウキが少し離れた壁際に寄りかかって立っていた。
「……!
すいません、俺……」
リンが起きる頃には戻る、と言っていたことを思い出して跳ね起きた。
おばさんが笑顔で言ってくれた。
「いいのよ。
……でもよかった。
心配したんだからね。
シンラ君もため込む方みたいだから。
どこ探してもいないんだもの、万が一……何かあったのかと思っちゃった」
「シン兄さん見つかんないから。
城に連絡させてもらったんだ。
そしたら兄ちゃんが、屋上にいるはずだって、教えてくれて。
モモ姉さんと、あーんなことやこーんなことしてるかもって言ってたよ」
「も~……馬鹿イサキ。
……帰ったらとっちめとこ」
隣りの彼女が、若干顔を赤くした。
「話は、リンとモモさんから聞いたよ。
……大変、だったね」
おじさんが、優しく言ってくれた。
肯いてから頭を下げる。
「……お世話になりました。
本当に……」