レギンレイヴ -Reginleif-
~美しき剣~
「軍籍番号80542345、ユーリ・ブラントです。
本日付でギュスター・ユーゲントに配属されたのですが…」
自宅を出て、皇都中心部に位置する軍施設へと到着した私は、建物内に入り、受付にいた女性に確認を取る。
「確認しました。
ユーゲントの方は、この先の通路の突き当たりを右に曲がり、その先にあります昇降機で地下格納庫へと向かってください」
受付の女性に教えてもらった地下格納庫へと向かうと、そこには数人男女が集まっていた。
「へぇ、驚いたな…
君だろ?ユーリ・ブラントって。
やたら女顔の秀才が一般クラスにいるのは知っていたが、本当に女だったとは…」
そう話しかけてきたのは恐らく士官学校のエリートクラスにいた同期生だと思われる。
「………」
「あぁ、すまないね。
俺は君と同期のエルンスト・クリューガーだ」
目の前にいた男が名乗った名前に目を開き驚いた。
“エルンスト”──それは、私の兄の名前だった。
本日付でギュスター・ユーゲントに配属されたのですが…」
自宅を出て、皇都中心部に位置する軍施設へと到着した私は、建物内に入り、受付にいた女性に確認を取る。
「確認しました。
ユーゲントの方は、この先の通路の突き当たりを右に曲がり、その先にあります昇降機で地下格納庫へと向かってください」
受付の女性に教えてもらった地下格納庫へと向かうと、そこには数人男女が集まっていた。
「へぇ、驚いたな…
君だろ?ユーリ・ブラントって。
やたら女顔の秀才が一般クラスにいるのは知っていたが、本当に女だったとは…」
そう話しかけてきたのは恐らく士官学校のエリートクラスにいた同期生だと思われる。
「………」
「あぁ、すまないね。
俺は君と同期のエルンスト・クリューガーだ」
目の前にいた男が名乗った名前に目を開き驚いた。
“エルンスト”──それは、私の兄の名前だった。