※これは、ラブコメです。 ーブスの仕返しー
すると、雅人さんはその雑誌をよく見ずに閉じた。
緑がそんな雅人さんを鏡越しに静かに睨む。
こ、怖い・・・
私と花は二人の様子に固まるが、雅人さんはいつも通りの笑顔。
「そんな似合わないことしないでよ。緑ちゃん可愛く出来るの、俺だから。俺に任せて」
「・・・」
「振られたからって、ブスになってどうすんの?もっと、可愛くならなきゃ自信持って戦えないよ」
「・・・戦う?私はこっぴどく振られたのに?」
「言葉より行動。思い出してみてよ、好かれてるって自惚れていいこと一つもなかった?」