離婚、しませんか?
「……っ、ん、ん?……んんんっ?えっ……?え、え、え!?」

光……さん?
そう彼女に呼ばれるまで夢中になって繰り返していたキスは、貪っていた熱は、その瞬間、唐突に終わりを告げる。

乱れた呼吸も、下半身に滾る熱も、なにも気取られることのないように、これでもかというほどに総動員した自制心でニッコリと微笑んで。

「なっ、にして……?」

今やはっきり覚醒してしまった彼女の驚きに見開かれた大きな瞳を見つめながら告げる。

「寝惚けてた、ごめんね」

「えっ?えっ、と……ぁ、はい……」

真っ赤な顔してオレの言葉を素直に信じて頷く彼女は、今すぐベッドに縛り付けて貪り尽くしたいほど可愛くて。

やっぱりもう手放せやしない。



◆◆◆◆◆◆



番外編までお読みくださいまして、ありがとうございます。
この後は、番外編「新婚四ヶ月目☆夜」へと続くのですが、こちらのサイトさまの規約の許容範囲を超える箇所があると判断しまして、掲載は控えさせていただきます。

改稿できましたら、そちらを新作として投稿させていただこうかと思っておりますので、その折にはまたどうぞよろしくお願いいたします。
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