離婚、しませんか?
「オレは好き。
みちるが好きだ」
首筋に掛かる熱い吐息が肌を撫でる感触にぞくりと震える。
まただ。
こうやって、いつもいつも私を翻弄して、誑かして。
「う……そっ、そんなの!」
「嘘じゃない」
「だって、他の人の名前、呼んで……っ、なのに私のこと、抱いてっ、ひど、いぃ……」
体だけ。
私はどうせ、その人の。
「違う、それは」
「違わない!私はっ、その人の代わりなの?私のことなんて、どうせなんとも思っ」
「好きでもない女を抱けるかよ!オレは、みちるにしか欲情しない!」
「よっ……!?」
スパーンと言い切った夫の、清々しいまでの告白にも関わらず淫らなその発言に思いっ切り後ろを振り仰いでしまったら、どアップすぎる美麗な顔(かんばせ)がズズイッッと迫って来た。
みちるが好きだ」
首筋に掛かる熱い吐息が肌を撫でる感触にぞくりと震える。
まただ。
こうやって、いつもいつも私を翻弄して、誑かして。
「う……そっ、そんなの!」
「嘘じゃない」
「だって、他の人の名前、呼んで……っ、なのに私のこと、抱いてっ、ひど、いぃ……」
体だけ。
私はどうせ、その人の。
「違う、それは」
「違わない!私はっ、その人の代わりなの?私のことなんて、どうせなんとも思っ」
「好きでもない女を抱けるかよ!オレは、みちるにしか欲情しない!」
「よっ……!?」
スパーンと言い切った夫の、清々しいまでの告白にも関わらず淫らなその発言に思いっ切り後ろを振り仰いでしまったら、どアップすぎる美麗な顔(かんばせ)がズズイッッと迫って来た。