離婚、しませんか?
「私だって色々落ち着きたいの!」

抱きつかれてるし!当たってるし!延々ドエロボイスだし!

「みちるがオレに冷たい。こんなに好きなのに冷たい……」

私の肩に顎を乗せて溜息ついて拗ねてる夫。
なにこの可愛い人……オトメか!
それにまた好きって言った。あああっ。

「つっ、冷たくない寧ろ火照りすぎて暑いから!」

これ以上密着されたら冷静になれる気がまったくしない。

「じゃあ脱げば?なんなら手伝ってあげ」
「脱ぎません!どこ触ってるのよもうっ、早く離して!」

胸元へと伸びる不埒な指先をぴしりと叩き落としてやった。
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