たとえ君が私の記憶をなくしても

「それでねー」

話は全く耳に届かない

佐久間さんの苦しそうな顔を何度も思い出す

「ねぇー聞いてるー?」

「え?あ・ごめんぼーとしてた。」

「もう!ちゃんと聞いてよー。」

夕方になると親睦会が終わり、みんなが帰っていった
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