たとえ君が私の記憶をなくしても
まぁ予想はしてたけどなんか悲しくなるな・
「ちょっと何あれ、風見くんがせっかく挨拶してくれたのに無視するなんて。」
どこからか声が聞こえてくる。
「ねぇ〜ホント、何様のつもりなの。」
違う、佐久間さんは何も悪くない
悪いのは話しかけるなと、言われているのに
話しかけようとする俺のほうだ
「佐久間さん何も悪くないよ?」
俺は彼女達にそう言う。
「えっ!風見くん?!」
「話しかけないでって言われてるのに、俺が話しかけたからなんだ。
だから、佐久間さんは何も悪くないよ。」