始まらなかった恋
そんな不安な日々。
なんとなく付き合って、なんとなくそのまま。 いや、実は付き合っていると思っているのは俺だけで山岡は俺が彼氏だと認識すらしていないのかもしれない。
山岡は誰にでも優しい。俺だけに、ということは絶対にない。
誰かがケガをすれば絆創膏をすぐに渡しているし、失敗した人には「私もよくやるよ」と励ましている。
そんな優しい山岡の行動を見て、本当にいい子だと温かな気持ちで見つめてしまう。
そんな俺を木村は「愛しそうな顔して楓を見てるね~」とからかってくるけど俺は赤面しないように顔を強張らせてしまう。
格好悪いだろ。山岡は俺のことなんてなんとも思ってないのに…
なんとなく付き合って、なんとなくそのまま。 いや、実は付き合っていると思っているのは俺だけで山岡は俺が彼氏だと認識すらしていないのかもしれない。
山岡は誰にでも優しい。俺だけに、ということは絶対にない。
誰かがケガをすれば絆創膏をすぐに渡しているし、失敗した人には「私もよくやるよ」と励ましている。
そんな優しい山岡の行動を見て、本当にいい子だと温かな気持ちで見つめてしまう。
そんな俺を木村は「愛しそうな顔して楓を見てるね~」とからかってくるけど俺は赤面しないように顔を強張らせてしまう。
格好悪いだろ。山岡は俺のことなんてなんとも思ってないのに…