始まらなかった恋
俺と山岡が別れてからほんの数日後に席替えがあり、くじ引きで決まった席はなんと前後。
山岡が俺の目の前になったんだ。
俺達が急に会話をしなくなったことでクラス中が別れたことを知っていた。
そんな別れてすぐの二人の席が前後というだけで周りがコソコソと話をしていることに気づいていた。
気まずい……とは思わなかった。やはり俺は山岡が好きなのだ。
なんの躊躇いも無く山岡を見続けることが出来る最高の席だとさえ思った。
山岡はきっとイヤだろうけど…そう思ってはいた。
だけど席替えは運で、俺のせいでは無い。
あくまでも、山岡の運より俺の運の方が良かったというだけ。
でも、俺のせいで佐藤が山岡に何か言って、山岡が嫌な思いをするなんて耐えられない。
……そう思っていたのに。
山岡が俺を好き? 何故そんな話になったのだろう。
山岡が俺の目の前になったんだ。
俺達が急に会話をしなくなったことでクラス中が別れたことを知っていた。
そんな別れてすぐの二人の席が前後というだけで周りがコソコソと話をしていることに気づいていた。
気まずい……とは思わなかった。やはり俺は山岡が好きなのだ。
なんの躊躇いも無く山岡を見続けることが出来る最高の席だとさえ思った。
山岡はきっとイヤだろうけど…そう思ってはいた。
だけど席替えは運で、俺のせいでは無い。
あくまでも、山岡の運より俺の運の方が良かったというだけ。
でも、俺のせいで佐藤が山岡に何か言って、山岡が嫌な思いをするなんて耐えられない。
……そう思っていたのに。
山岡が俺を好き? 何故そんな話になったのだろう。