*Only Princess*
大切な仲間
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:*
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:*
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:*
「────俺はみんなとは違う高校に進学した。ただ単純に家から近かったから。でも敵対する暴走族がいて、何回かキケンな目に遭ったんだ。だから、琉依に誘われて城山高校に転校したってわけだ」
てったが突然転校した理由、何も言わなかった理由。
てったの過去を今初めて知った。
辛いことがあったのに過去を話すてったの顔が穏やかなのは、きっと白鷹のみんなのおかげなんだよね。
みんなが助けてくれた。
てったの笑顔を取り戻してくれた。
チラッとみんなの顔を見ると、目を伏せて同じように穏やかな表情をしていた。
「……今のてったがあるのは、白鷹のおかげなんだね」
「ああ。何回も助けられたな」
あたしはてったを助けてくれた人たちを毛嫌いし、固い絆で結ばれたみんなをバラバラにしようとしてたんだ。
でもバラバラになるはずがなかった。
だって、みんなはこんなにも1つなんだもん。
あたしの入る隙なんてない。
。.
:*
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「────俺はみんなとは違う高校に進学した。ただ単純に家から近かったから。でも敵対する暴走族がいて、何回かキケンな目に遭ったんだ。だから、琉依に誘われて城山高校に転校したってわけだ」
てったが突然転校した理由、何も言わなかった理由。
てったの過去を今初めて知った。
辛いことがあったのに過去を話すてったの顔が穏やかなのは、きっと白鷹のみんなのおかげなんだよね。
みんなが助けてくれた。
てったの笑顔を取り戻してくれた。
チラッとみんなの顔を見ると、目を伏せて同じように穏やかな表情をしていた。
「……今のてったがあるのは、白鷹のおかげなんだね」
「ああ。何回も助けられたな」
あたしはてったを助けてくれた人たちを毛嫌いし、固い絆で結ばれたみんなをバラバラにしようとしてたんだ。
でもバラバラになるはずがなかった。
だって、みんなはこんなにも1つなんだもん。
あたしの入る隙なんてない。