*Only Princess*

ドキドキの文化祭

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文化祭の準備を続け、1ヶ月。


11月1日、いよいよ文化祭当日がやって来た。


あたしは朝からテンションMAXだった。



「ふふふ〜ん♪」



鼻歌交じりで学校に向かう。


青いペンキで塗りつぶしたような快晴で、あたしの心と同じだった。


すると後ろからペシっと頭を叩かれた。



「いたっ。誰?」


「よぉ」



振り向くと、片手を挙げるてったがいた。



「おはよ、てった! 今日は文化祭だね〜」


「ああ。菜生、テンション高いな」


「まあね!」


「猿役をやるっていうのにな」


「そ、それは嫌だけどぉ……」



もう割り切ったの!

逃れられない道なんだから。


美紗や白鷹のみんなと一緒に回れると思うと、楽しみで仕方なかったの。



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